圧倒的な映画体験とはこのことか‼︎
大林監督の最新作。しかも、ご病気など色々とあっての作品。2時間50分ってことで覚悟して観に行きましたが。
冒頭から、これでもか、というとんでもシーンの数々で、全然飽きない。しかも圧倒されまくり。
今作でズバ抜けてるのは、女優さんの使い方です。
ヒロインの矢作穂香はじめ、門脇麦とか、山崎紘菜とかってこんな演技うまかったでしたっけ。
矢作穂香の白い衣装に白い肌に、赤い血って。そこだけでもってかれてるのに、直後の常盤貴子とのシーン。
開始5分ほどで5億点出ましたね。
門脇麦なんて、この顔にこの衣装にこの役って絶妙なところをついてますよね。本当にこの人しかできない。
んでもって常盤貴子。年齢。中でも一番少女なんじゃないかというね。
俳優の方も、猛々しい満島真之介といい(彼も今まで見た中でベストアクト)、もろ虚無僧の長塚圭史しかり、お調子者の柄本時生これ以上ないくらいのみんなはまり役。
それに、窪塚俊介さん。あの、なんとも言えない癖のある顔と笑顔が、もう、作品の雰囲気ぴったりで、純粋で怖いってのがビンビン伝わってきました。
この空の花は、生涯ベストなのですが。
それとはまた違った圧倒があった作品でした。
やっぱり、あと2、3度観ないといけないかもしれませんね。
これからも大林監督の新作を期待しております。