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カランコエの花のKUBOのレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
4.2
TAMA NEW WAVE 2作目は「カランコエの花」。

テーマの取り上げ方が実に上手い。LGBTを扱いながら、主人公を当事者にしないことで、それが起こすクラス内の動揺を通して、問題の本質に迫っていく。

教室内での会話の自然さ。役者さんのレベルも高かったが、演出が良かったのだろう。

ラストシーンの持っていきかたも秀逸。涙が出そうになった。

私は子供の頃、実際に学校の道徳の授業で「〜な人を差別してはいけません」と教師が言った後で、余計に差別が起こりいじめられた経験がある。

本作のように、善意であっても、教師の発言がイジメを呼ぶことも実際にあるのだ。

結果、他の作品がグランプリになったが、私の評価は本作がダントツで一番! 素晴らしい作品だった。