豚肉丸

カランコエの花の豚肉丸のレビュー・感想・評価

カランコエの花(2016年製作の映画)
4.7
百合映画完全ガイドから

重い…40分の短編とは思えないほどに内容がぎっしりと濃くてしかも心にどっしりと来る…重い……

クラス内で唐突にLGBTの授業をしたことから、教室の中で魔女裁判が起こってしまうお話
「同性を愛する」っていうのは高校生にとっては衝撃的で、異質な存在に思えてしまう(特に男子は)
だからLGBTを知った時の感情は人それぞれで、中には「同性を愛するなんて気持ち悪い」と思う人もいるわけで…
それを思うのは自由だけど、表に発したらいけないよなぁ…としみじみ感じた
LGBTに無関心すぎるのもよくないけど、過剰に反応してしまうのもよくない
「何で構うの!」はまさにその通りだと思う
好きになった人が同性なだけなのに、ある人からは気持ち悪がられ、またある人からは過剰に接される
LGBTに限らず小児性愛者やトランスジェンダーなどもそうだけど、マイノリティについて学ぶっていうことはとても難しいんだなと考えさせられた

音声がバックに流れながらのエンドロールは…辛すぎるぞ…
豚肉丸

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