神保町岩波ホールにて鑑賞
出来事の断片的見せ方がうまいなと感じた。
森の中をジュリアンと手を繋いで歩き、視界いっぱいに広がる海でキスをし、永遠の愛を誓い合った瞬間、次のシークエンス。ろうそくの明かりだけの薄暗い部屋でジュリアンがトランプをしている。そしてジュリアンはジャンヌの浪費癖を責める。これは今後2人の関係性に陰りが生じ始めることを多分にほのめかしていた。
幸福な瞬間は災難に取って代わられ、自分が愛したものからはことごとく裏切られた女性の一生は目を背けたくなるほど暗い。
最後のシーンは言葉通りの意味で受け取ってよいのだろうか…