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女の一生のskm818のレビュー・感想・評価

女の一生(2016年製作の映画)
3.8
モーパッサンの小説を映画化したものらしい。この小説名前だけ知ってて読んだことないんだけど、こんな話だったのか。貴族の娘が結婚して夫に浮気されて許して子ども産んで夫が死んで子どもに期待をかけるがとんだドラ息子で気がついたら一文無しになっていたという。特に激しい展開があるわけじゃないんだが、むちゃくちゃ波乱万丈やん。
あの夫って、女中に手を出した後、今度はお友達の伯爵の夫人に手を出して、それがバレて殺されたってことですよね。けっきょくジャンヌは手紙を出したのだろうか。あの神父のアドバイスもどうか。以前いたベテラン神父ならもっと違うアドバイスをしたのではないか。
女中ていうか、ジャンヌにとっては乳姉妹で大親友だったロザリーは、ジャンヌの夫に手を出され、暇も出される。でも多分彼女は子どもを育て上げてそれなりに幸せなのだろう。ロザリーとの結婚前の楽しかった日々が何度も回想される。こういう友達っていいよなあ。
息子は死んだのかと思ってた。オレオレ詐欺じゃないのか…
それにしても農園いくつも持ってた地主の娘だったのに気がつくと一文無しでしかも現実認識が全くできてないって怖すぎ。他人事じゃない。
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