謎の天才画家 ヒエロニムス・ボスのwantaroのレビュー・感想・評価

マドリードのプラド博物館の目玉のひとつ「快楽の園」についての映画。
あの大きな絵の中には超細かいあれこれが詰まっていて、実物を美術館で見たところで1度では見切れない。
超シュールで現実離れした面白さがあるのだけど、理解しようとは思わないし、謎だとも感じない。
この映画の中で言われているように「夢で見るようなことを描いてある」と捉えたら、むしろとても自然なのかもしれない。
人間や世界の本質を無意識的に描いた感じ。
色んな方々がこの絵について語っているのだが、それを聞くのがまた興味深かった。