つばさる

デイアンドナイトのつばさるのレビュー・感想・評価

デイアンドナイト(2019年製作の映画)
4.0
ストーリー ★★★★☆
キャラクター★★★★★
オシャレ度 ★★★★☆
エンタメ度 ★★☆☆☆
メッセージ性★★★★★

山田孝之プロデューサーの故郷・鹿児島県であった舞台挨拶付き先行上映に行って来ました。
初めての舞台挨拶だったので、ドキドキでした💓

主演の阿部進之介さんは新しい映画の役作りの為23kg増量して、今回のやや頼りない細身の主人公とは打って変わって、かなりの筋肉質な体型に。長身なのでパッと目を惹くかなりの存在感。

6年前に監督に何か作りたい映画はあるかと尋ねられた阿部さんが今回の映画の構想を発案し、それに山田孝之プロデューサーが加わって3人で始動した企画だそう。

監督いわく「善と悪とそれを包み込む風がテーマ」風力発電機が並ぶ景色がいろんな時間帯に多用され美しい。昼と夜とで同じ動きをする短いカットが交互に映される印象的なシーンもあった。

光が重視されシーンによって色味を効果的に変えている。
絶望し顔面蒼白な安藤政信さんの目元のアップから始まるオープニングは字のごとく青白い画面。
日常では黄味がかった暖かい光が差し込み、疑念を抱く重要な局面では、冷たく感じるほどの白。
ラストシーンでは画面を黒と赤が占めていて異様な鋭さがある。

キャスト陣のパフォーマンスも素晴らしかった。
主演の阿部進之介さんは企画から関わっていた為長期間掛けて役作りし、主人公「明石」を熱演。クライマックス、鋭い眼光には狂気を感じ、軽く震えた。実際光ってた気がする…?

それに目を惹くのが奈々役の清原果耶ちゃん。施設の中では年長者で歳下の子ども達には笑顔で接するが、大人を信用していない。強がりで、寂しいとは口に出せない年頃の女の子をサラリと演じてる。彼女、只者では無い。山田プロデューサーも惚れ込んでるとか。

安藤政信氏演じる影のある男・北村は登場から強い違和感を与えていた。一見優しい兄貴分なのに、いつも心ここに在らずと言った印象で、掴み所が無い。

他のキャラクターも人間臭くて、現実味があり身近に感じる。

絡み合う複雑な人間関係により作り出される、重厚なドラマがありました。
切なく恐ろしい悲しみの連鎖

1/26(土)から全国ロードショーです。

2019年劇場鑑賞3本目