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デイアンドナイトのmuraのレビュー・感想・評価

デイアンドナイト(2019年製作の映画)
4.2
阿部進之介の企画で山田孝之のプロデュース。で、阿部が主演、山田はプロデュースに徹するのみ。

父親が自殺したため、明石は久しぶりに実家に帰る。小さい工場を経営していた父親は、大企業相手に内部告発し、まわりから反発を買って追い詰められたらしく。戸惑いをおぼえる明石のまえに、児童養護施設を営む北村があらわれる。父親は北村と行動をともにし、施設にも顔を出していた。その北村から明石は仕事に誘われる。それは、昼は施設で料理を作り、夜は車を盗むというものであった。北村は子供を養うため、違法行為に手を染めていた…

「デイ」の仕事と「ナイト」の仕事が両極端なのが面白い。「善」と「悪」とをわかりやすく対比させる。

善とは何か、正義とは何か…映画における普遍的なテーマをわかりやすく示す。でも、解決には導かない。あえて見る者を惑わす。

確かに考えさせられる。善とは何か、正義とは何かってこともだが、家族とは何かってことについても。
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