キサトル

ぼくらと、ぼくらの闇のキサトルのレビュー・感想・評価

ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)
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取り返しのつかない罪を犯した冴えない少年たちのどす黒い青春譚。仲間内での危険な遊びはスリルがあってとても楽しいものだけど、調和を乱す最悪な奴って居ますよね。今作に置けるデブの子みたいな下品な奴。死体は関係しないまでも、自分の子供の頃を思い返すと、記憶の沼に沈めた出来事があったような気がするけれど…思い出すのやめた。そんな、誰にも言えない秘密がいつバレるかわからず戦々恐々する感じにずっとヒリヒリしてました。事故が起こった瞬間の「あ、終わった…」という絶望感や、お互い友達だったはずが不安と恐怖と嫉妬に侵食されて、徐々に不和が生まれていく様も本当に嫌な感じで目を背けたかった。

トリアーの『アンチクライスト』のポスターみたいなカットあったけど不穏でしか無かった。
キサトル

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