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スターリンの葬送狂騒曲のいののレビュー・感想・評価

スターリンの葬送狂騒曲(2017年製作の映画)
3.5


映画で世界史のことが少しでもわかるようになれたら、しかも笑いながら学べたら超ラッキー! 

いつも結局理解できないくせに、懲りずに参戦。いや、果敢に挑戦。


この映画は、ロシア史を少しでも知っているか否かで、味わえる楽しさも大きく異なってくると思う。残念ながら私は、ロシア史にも疎くて、今回出てきた登場人物の中では、モロトフ・スターリン・フルシチョフ・ブルガーリン・ブレジネフの名前しか知らなかった。恥ずかちい。もっとロシア史を理解していたらなあ。


ベリーベリー怖いスターリンが亡くなって、ここから恐れながらの椅子取り合戦。トップにつきたい人から、トップじゃなくてもいいからとにかく落っこちたくない人(落っこちる=死)まで、腹の探りあいがひたすら続く。なんとなく同じ調子で進むので、これならあと20分くらい短くできたのではないかと思う。観ながら私は、この話は、ソ連のスターリン政権下に限らず、いつでもどこでも起こりうることだと怯えるのであった。


私は、これはロシアの人たちが製作したところに大きな意義があると思い込んでいて、出演者全員がロシア人だとも思い込んでいて、思い込んで映画館に足を運んだので、その思い込みをなかなか修正できなかった。ロシア人製作の映画なのに、ひょっとして英語喋ってる?


最初のラジオ収録で登場した人をはじめとして、何人かを、“この人は何かの映画で観たことがある人に、随分そっくりなロシア人だなあ。あれっ、何の映画に出た人だった?” とか、そんなことを思い出そうと頭を回転させたりして、結構無駄なことをしちゃったけど、それもまた良きかな。(→ラジオの人は、パディ・コンシダインでした。あまりに似ているロシア人だと思ったら、ご本人でした笑)