スターリンの葬送狂騒曲の作品情報・感想・評価

「スターリンの葬送狂騒曲」に投稿された感想・評価

Kaoru

Kaoruの感想・評価

3.7
ブシェミだから面白いの。
今回のブシェミもすんごく気味悪くて良かったわ。

本来政治のストーリーはとっつきにくいものだけれど、コメディ要素の質量が絶妙で、笑いっぱなしだったわ。全て実話とはいかないのだろうけれど、ソ連を知るきっかけになる作品だわ。

「スターリンの秘密警察NKVDは20年にわたり恐怖で支配していた。敵としてリストに載った者は粛清される」という冒頭。

愉しげに名簿をチェックする趣味の悪いスターリンさん。
ソビエト連邦の独裁者だったスターリンさんが突然息を引き取り、ベリヤ、フルシチョフ、マレンコフにジューコフ元帥が加わって椅子取りゲーム、みたいな。

そもそも中央委員会の幹部っちゅうのは、優れている人なんかじゃなくて、スターリンさん相手にうまく立ち回って生き残ったズルイ人々なんだから、その時点でコメディ要素はたくさんあるのでしょう。

今では考えられないような、おそロシアな出来事が沢山。
権力に取り憑かれてるオトナたちがいっぱい。だから、スターリン1人がいなくなっても、結局スターリンの代わりに誰かが独裁者になる。そして、その誰かがいなくなってもまた次の誰かに…って、プーチンさんまで、基本的な体質は何も変わってないのではないかしら。この作品がロシアで上映禁止になっていることが何よりもそれを物語っているわ。本当バカねぇ。

だけれども、当時のソ連にだけに言えたことではないかもしれない。今の世の中につながることもたくさんあって、勉強になったわ。
pansy820

pansy820の感想・評価

3.6
軽いタッチで笑えないジョークが続いていく。そして最後のあのシーンだけ急に生々しく淡々として、当時の社会の恐ろしさを垣間見た気がした…
ブラック:コメディ=6:4って感じだった。ちょっとグロテスクだったけど面白かった!
【吹替版】
〇'19 2/2 Blu-ray&DVD発売及びレンタル


【字幕版】
●'18 11/24〜30&12/3〜7単館公開
(首都圏等: '18 8/3〜公開)→
〇'19 2/2 Blu-ray&DVD発売及びレンタル
配給: ギャガ
ワイド(ビスタ)
音声仕様表示無し
12/3 13:15〜 メトロ劇場にて観賞
DCP上映
LPCM
パンフ未購入
※劇場では字幕版のみ。

このレビューはネタバレを含みます

スティーヴ・ブシェミの出演作品なので鑑賞。
スターリンの死により一つの時代に終止符が打たれ
新たな時代の(政治)幕開けを迎えようとする側近達の思惑。
称えていたスターリンが倒れている時も
死ぬのを待ち望んでいるかのような姿から垣間見える人間の本質
裸の王様を称え結託していた束が
呆気ない程、脆く崩壊し
どう転ぶか分からない死と隣り合わせの状況下
仲間とのオセロのような展開にはハラハラさせられました。
これ実話なんですね、ある意味、皆命がけ
恐怖って人それぞれだけど笑えない、怖かったです。
kagikkt

kagikktの感想・評価

3.7
ブラック過ぎて鼻で笑っちゃう感じ。
たまにはこういう映画見るのもいいかな…
みんな英語喋ってるのは違和感あるけど
ブラックコメディの塊のような映画。ほんとにあったからおそろしあって壮絶だよな〜って思う。しょうがないけど英語なのが残念。いつかロシア語バージョンも見たい
りお

りおの感想・評価

3.0
予告編で「(作品の舞台である)ロシアで上映禁止になった問題作」と紹介されてて興味津々で鑑賞。
イギリス映画なのですね。
旧ソ連時代の独裁者として有名なスターリンが急死した後の側近達を描く風刺映画なのですが、とにかくブラックが過ぎる!
スターリンの独裁下でもバッタバッタと人が殺され、側近達の後継者争いでも虫けらのように人が死にまくる。
お互いが腹の探り合いをし、出し抜かれないように先回りをしたり派閥を結成したり陥れたり裏切られたりしている間にも軽いノリのように人が死ぬ・・・
これ、笑う場面じゃないのかな?
でも可笑すぎて無理!
ってシーンが多々ありき。
ラストは結局側近の誰が勝利したのかよくわからなかったけど、最後まで後味悪いブラックさが際立っていました。
こういうの好物。
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