いやんばかんあはん

はじめてのももクロのいやんばかんあはんのレビュー・感想・評価

はじめてのももクロ(2015年製作の映画)
4.0
2018年に俺の推しである有安杏果が電撃脱退して芸能界引退して心理カウンセラーのキモデブおやじに洗脳されて結婚した翌年にソロ歌手として業界復帰したあの忌まわしき事件が俺にとってショックが大きすぎた為、メンバー4人になってからは追いかける気力が尽きてしまった。それまでは元気の無いときの俺の支えは、いつだってももクロちゃんだったのに。

俺がももクロを追うのを止めて2年が経った今、踊る大捜査線シリーズにようやく着手した流れから本広克行監督が構成したももクロ結成2007年〜2014年までの軌跡を収めたこの2時間によるドキュメンタリー作品をBlu-ray購入し、原点を見つめ直すことに。

ただの女の子だった彼女たちが努力と経験と悔しさと、そこで得られる沢山の感動を積んで成長していく姿に胸がいっぱいになった。これだ・・・俺の中で消えたハズの熱い感情が沸き起こるのが分かる。

ももクロは泣き虫だけど頑張り屋さんで、今まで一緒に頑張ってきたメンバーの早見あかり脱退で流した涙とか、当初は誰もが絵空事だとバカにしていた紅白出場の夢が叶った瞬間にまるで自分のことのようにめちゃくちゃ嬉しかったなとか、有安杏果がテレビの生放送でうんこ漏らしたことあったけなとか、なんか閉ざしていた色々な記憶が濁流のように流れ込んできて、あぁだから俺は彼女らを夢中で応援してたんだと、忘れかけていたあの頃のあの感じを再び取り戻せた気がした。

俺にとってももクロは希望であり、活力の源、だからこそ、ひとりとして欠けて欲しくなかった。有安杏果の引退ライブのお通夜みたいな空気に耐えられなかった俺にとって、4人になったももクロは、まだ俺に感動をくれる存在なのか?今更ではあるがしっかりと向き合ってみたい。