イザベルユペールの娘さんが主演ということで気になっていた今作。TSUTAYAにて準新作になっていたのでレンタルして鑑賞。
落ち着いたフランス映画というのはいつも難しいイメージがあります。今作もそういう印象を抱きました。
ある古書店で出会った、祖父と孫ほど年の離れた男女の恋の物語。
この2人がなぜ恋に落ちたのか、そして2人は何を思い、感じていたのかについて、わかりやすいようでとてもわかりにくい話でした。
セリフはたくさんありますが、これは2人の本心なのか、それとも主人公の想像なのか、正直わからない部分がありました。
そして、原子力発電所についての発言もちらほらあり、これは反核を指すのかなと思ったりもしました。ここについては解説書が欲しいです。
あと、フランス映画におけるカモメの意味とか、カモメの落下が指すのは何なのか、とか色々調べたのですが見つかりませんでした。反核以上の意味はないのかもしれません。とにかく、監督さんによる解説が欲しい(笑)
タイトル通り、静かなふたりですが、その中に熱い想いがあることは、画面を超えて伝わってきて、恋というのは不思議なものだなと思わずにいられませんでした。
難しかったですが色々考えさせられる作品で、楽しかったです。考察しなきゃ!って思える映画も結構好きだったりします。