「ソーシャルネットワーク」の脚本で衝撃を受けたアーロン・ソーキン。テレビドラマの「ニュースルーム」も刺激的だったけど、監督としては未知数。
冒頭はアーロン・ソーキン節とも言うべき早口で畳み掛けるナレーションと共に、主人公のモーグル選手時代がコンパクトに描かれる。怪我で引退し、なんやかんやでポーカープリンセスになってからがいただけない。ナレーションで喋りすぎじゃない?というか、ポーカーシーンが全く面白くない。とアーロン自身が思ってるからナレーションのベース画くらいにしか考えてないんじゃないのか??と勘ぐってしまった。
では芝居場はどこだったかと振り返ってみると、確かにあった。あったのだけど、ぶつ切れになっているせいか、とんと気持ちが乗らない。
肝となっているはずの関係さえ、ずいぶん簡単にまとめられて拍子抜け。
アーロン・ソーキンにはドライなものが似合うんじゃないかなぁ。