しろかわつよし

モリーズ・ゲームのしろかわつよしのレビュー・感想・評価

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
4.0
いつでも勝ち気満々のドヤ顔女優ことジェシカ・チャスティンの最新作「モリーズ・ゲーム」を鑑賞。

前作「女神の見えざる手」に引き続き、今回もジェシカのメンタルタフネスな演技を堪能しました!

かつて五輪モーグル代表候補で法律事務所で働けるほど学業も優秀だった体育会系女子の主人公モリー。五輪行きの夢叶わず、大学進学前にハリウッドで暮らしたところ、気がつけば夜の世界にハマり、己の美貌と知恵と体育会系仕込みのメンタルの強さを武器に、やがてハリウッドセレブが常連の超高額な闇ポーカーゲームの胴元に成り上がる。しかし、やがて、闇ポーカーゲームの評判が裏の世界やFBIにも知られるようになり、モリーは次第に窮地に陥る。そんな彼女の山あり谷あり人生(実話)を膨大なセリフと画面からの情報たっぷりで描く本作。
この点は「ソーシャル・ネットワーク」の脚本家アーロン・ソーキンの脚本&監督ゆえ。

とにかく登場人物のあらゆる男どもを相手に、勝ちにこだわり続けるモリー役をジェシカが見事に好演。しかも、本作では勝ち気にプラスして、ハリウッドセレブもホレるゴージャス&セクシー七変化も披露。ストーリーが進むうちに、着ているドレスの表面積も徐々に少なくなっている気がして、とにかく目のやり場に困る(笑)

表の世界でも裏の世界でも常にファイティングポーズ全開のモリー。この彼女の人格形成に大きな影響を及ぼしたスパルタ教育鬼父をケビン・コスナーが好演。
(ケビン・コスナー、この前の出演作「ドリーム」や「マン・オブ・スティール」など、最近はすっかりいぶし銀脇役へのシフトチェンジが好調である。)

本作を観ると、先日観た「アイ・トーニャ」同様、「子育てにおける親から子供への影響の大きさ」や「思春期の娘にとって、父親・母親の存在って鬱陶しいものなのか」等、いろいろ考えさせられる。当たり前だけど、子育てにおける親の責任って大きいですよ。

悪名ヒロインの成り上がりストーリー、ポーカーゲームでの駆け引き、長年こじらせていた父娘の確執とその結末、本作はいろいろな側面から観ても盛り上がる内容になっているので、男女問わずオススメしたい作品です。