カルダモン

モリーズ・ゲームのカルダモンのレビュー・感想・評価

モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)
3.4
実在の人物モリーの波乱万丈日記。
モーグル選手としての道を断たれてからの急カーブぶりがぶっ飛んでおり、富豪相手のポーカールーム経営はどこか滑稽ですらあって、波乱爆笑。

速いテンポのセルフナレーションは『ウルフオブウォール・ストリート』や『ソーシャルネットワーク』と同じ語り口で、上へ下へと転がり回る。
1から10まで感情移入ができないが、セラピストの父親との再会で見せた問答に唯一の親娘らしさ、この親にしてこの娘アリ感、お互いのヤレヤレ感の関係は良い。

脚本で名を馳せたアーロン・ソーキン初監督作だっただけに期待値が高く、140分を見せ切る力は凄かったが、肝心のモリーに魅力を感じられず。