シーリン

ウェディング・ゲストのシーリンのネタバレレビュー・内容・結末

ウェディング・ゲスト(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういう映画は初めて。

何が初めてかって、出会いは強引なのに、いざ結婚式前に会うことになると、『いい人』を演じてグダグダしてる。楽しいひと時を回想するシーンは良いが、別れる事になった理由やそのシーンは分からない。

未練がましいのは、仕方ないにしても、別れの原因は自分にもある筈なのに、その認識もない。
パーティや結婚式、披露宴の情景描写や呑んだくれるのもよいが、最後にあれかよ、って感じ。バスに乗り込むのは、ダスティンホフマンの『卒業』を彷彿とさせ、それを知ってる人は『もしかしたら、花嫁はバスに乗るのか?』と一瞬、どう展開するか期待するものの、何も起きない『ふーん』という流れ。

スカッと大逆転するストーリーにはならない流れだったし、確かに現実はこんなものだろうが、それだけに何で映画かするのかね〜〜、って感じ。

エンドロールは、旅に出て自分を見つめ直す、という感じなんだけど、それ程、力強さも感じさせない。

まぁ、『そういう情けないのがフツーじゃん、それでも最後はクソケーキぶっ壊したじゃん。グダグダが現実のよくある人生じゃん。そういう人生だって愛そうよ』ということなのかなぁ。
そういう意味で初めて観た映画でした。
シーリン

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