ノラネコの呑んで観るシネマ

アンロック/陰謀のコードのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

アンロック/陰謀のコード(2017年製作の映画)
3.6
過去の仕事でテロを阻止できず、トラウマを抱えたCIAの尋問官が、何者かにハメられて絶体絶命。
CIAを装った相手は主人公の尋問能力を利用し、テロ組織間のメッセンジャーから合言葉を奪取。
メッセンジャーを偽者にすり替え、中止のはずのバイオテロを実行させようとしている。
敵の目的とかは既視感バリバリで新味は無いが、展開がスピーディでカチッとまとまっているので、まずまず楽しめる。
しかし、「レッド・スパロー」でも思ったが、この手の誰が味方で誰が敵か分からないパターンの騙し合いの話の場合、もうちょっとキャスティングに気を使って欲しい。
そんなに重要でなさそうな役に、やたらとビッグネームを当てているのが不自然極まりなく、誰が敵で黒幕かが一目瞭然。
今回は特にミスリードが下手で、扱いがあまりにも分かりやす過ぎ。
主人公のノオミ・ラパスは良かったけどさ。