健多郎

ホーンテッドテンプル 顔のない男の記録の健多郎のレビュー・感想・評価

2.5
アメリカ人が日本の寺を撮影するはなし

日本の文化を撮影しに来たアメリカ人3人が栃木県で古文書を見つけ、その内容に惹かれる様に古い山寺へ足を踏み入れていくが、その場所では50年ほど前に子供達が失踪する事件が起きており…といった導入のホラー
実際に栃木ロケを行っているらしく、日本の風景は完璧
日本人が日本人を演じているので違和感もありません
竹中直人も出てるよ!
日本語を勉強したばかりという設定の主人公のカタコトが聞き取りづらい部分はありますが、まあこれは味だと思いますし仕方ないでしょう

シナリオには残念な部分もありましたが、「外国人が日本の田舎で冒険する」というシチュエーションと怪異のビジュアルが好みだったのでまあまあ楽しめました
未完成感はありましたけどね
ただ、民宿に泊まった夜のシーンが余りに異常すぎて、ホラー要素やスリラー要素が薄れているとも思いました
主人公(男)とその幼馴染(女)とその彼氏の三人で一部屋しか空きが無かった民宿に泊まるんですが、その晩カップルは普通にセックスを始めるのだ…
しかも主人公はそれを堂々と隠し撮りしてるという…
意図のよくわからない、なかなかぶっ飛んだシーンでした
健多郎

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