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殺人者の記憶法のsugenonのレビュー・感想・評価

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)
3.8
これだから韓国映画は侮れない。
いやー面白かった!

アルツハイマーの元連続殺人犯ビョンスが、ある霧の日、接触事故を起こす。相手は警官のテジュ。衝突した車のトランクから流れ出た血、そしてテジュの異様な雰囲気に、近頃起きている連続殺人犯はテジュの仕業だとビョンスは感じ取る。そして数日後、ビョンスは娘ウンヒにボーイフレンドを紹介される。それはあのテジュであった。

何が本当なのか、記憶は正しいのか、妄想なのか。あー!またビョンス大事なところで記憶なくしちゃったよーとハラハラしながらの2時間だった。殺人犯vs殺人犯なんて突拍子もない設定だし、セオリーなんてないから最後までどんな結末になるのか目を離せませんでした。
アルツハイマーのビョンスは娘を守れるのか?本当にテジュは殺人者なのか?もしかしたらすべてビョンスの仕業なのか?
二転三転しながらのたどり着いた昔の記憶、そして真実、少々ウルっときながら迎えたエンディングは。。。

ええっ?マジすか!?
うーん。そうきたかー。

アナザーストーリーとアナザーエンディングの「殺人者の記憶法:新しい記憶」という別バージョンもあるそうなのでそれも見ないと分かんないのかもなー。

好きなシーンは結構あって、

娘に買ってきてもらった人気店の肉まんを「肉まん嫌いなんだよ」と言いつつ、娘が帰った後に夢中でほうばるビョンス。

娘に髪を切ってもらうも「髪を耳にかけるスタイルは嫌いなんだよ」とのたまうビョンス。

テジュと一緒にいる娘が心配で映画館に偵察しに行くも、何しにきたか忘れちゃって、普通に映画楽しむビョンス笑、その後大慌て。

ビョンス役のソル・ギョングさんていい役者さんですねー。恥ずかしながら知らなかったので過去作も見てみよう。
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