夜に奔走する、「EXIT」「殺人鬼から逃げる夜」などの韓国映画の雰囲気やら緊迫感やらが好きだと再確認できる映画を見た今宵。ギジュンとヒヨルのバディとしての関係が大きく熟していくさまが、本当に最高でした。最初は、小さなソーセージ２本で言い争っていた２人が、ここまで膝を突き合わせるほどの仲になることに、感動を覚えました。変な考察をすると、２本ていうのが２人の事を示し、長さが関係の成長具合を表していたのかも。
その関係性の成熟を描くストーリー。共に、誘拐事件を捜査するにあたって、どっちが耳かき屋に行くのかをじゃんけんで決めたり、警察学校で会得した護身術を１人で順に試したり...決戦の時に向けて、２人だけの特訓を重ねたり、私の好きなバディ作品だと全編通して感じれました。「ラッシュアワー」のジャッキーとクリス・タッカーのような、ちぐはぐさはありつつも己の精神を共有しあうさまには、スポ魂作品と等しい心の盛り上がりを。
ここからは余談ですが、中学の時に所属した陸上部で行ったトレーニングと全く同じものが出てきて、どこか懐かしさが生じました。今作にはありませんが、サーキットや40秒走、坂ダッシュなど、辛い練習が多かったけど、自分頑張ってたなぁ、と感慨に耽る時間があったのでした。
