なぜ観客はプロレスを愛するのか?
なぜプロレスラーはその体をボロボロにしてまで、リングに立ち続けるのか?
ヒールレスラーの中には、いわゆるイロモノと呼ばれるレスラーもいる。本作で棚橋弘至が演じるゴキブリマスクなど、その名からもわかるように、決して誰もが憧れるような存在ではないだろう。
だが、そんなゴキブリは家族のため、ファンのため、そして何よりも己のためにリングに立ち続ける。
そんなヒールレスラーに対して、観客は全力でブーイングを飛ばし、罵倒する。それこそが愛だと誰もが知っているからだ。
確かにかっこいいレスラーではないかもしれない。
卑怯なヒールレスラーかもしれない。
しかしヒールだからこそ宿る魂と格好良さは必ずあるし、それは必ず子供にも伝わる。
この映画はプロレスへの愛と、ヒールレスラーの輝きを見事に捉えていた。
素晴らしきプロレス映画、オススメです!
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