ケーティー

アナと雪の女王/家族の思い出のケーティーのレビュー・感想・評価

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※字幕版で鑑賞

短編ゆえ結末への伏線不足は少し気になるものの、全体としては盛りだくさんで楽しい内容。


"family tradition"をオラフが探す物語。普通の家族なら当たり前のことが当たり前じゃないという設定は、完全にこのあと上映される「リメンバー・ミー」の枕となっている。

オラフによるレビュー的なシーンあり、アクションありで意外と盛りだくさん。オリジナルのキャラクターや一部シーンのオマージュもあり、オラフの冒険ぶりはなかなか楽しい。

そもそも鑑賞前は、歌もあるのか心配だったが、めっちゃ歌うのでよかった。いきなり始めからバンバン歌う。曲そのものというより、やはりアナやエルサら主要人物が歌うのを聞くのは楽しい。また、今回のメインであるオラフは、オリジナルと同じく、前述したようにレビュー的な1曲があり、それも楽しい。

正直、安易に短編を同時上映しないでほしいと思ってたが、それは全くの杞憂だった。

ちなみに、字幕版は初めて聞いた。クリスティン・ベルのアナは可愛いが、イディナ・メンゼルはセリフがいまいち。もっとも吹替のイメージが強いのかもしれないが、エルサがちょっとおばさん感がある。また、イディナ・メンゼルが得意の歌い上げる系ナンバーが今回はないのが損なのだろう。


【捕捉1】
ラストは少し伏線不足。あるものがキーになるが、それについて、あるいはそれ関連のエピソードについて、初めのシーンには絶対だし(ひょっとしたら見落していたかもしれないが)、それ以外のシーンでも何かしら入れておくべきだったろう。

【捕捉2】
本作の始まりは、うちはずっと門を閉ざしてたから……という言わばオリジナルの設定・ストーリーに基づく自虐ネタから始まるのだが、最近のディズニーはこういうネタもやっちゃうのという驚きと面白さがあった。