kyohei

バッド・ジーニアス 危険な天才たちのkyoheiのレビュー・感想・評価

4.2
タイを舞台にした映画を観るのは、田舎の水上の小学校を舞台にしたすれ違いのダイアリーズ以来(美しくタイの風景と日記を題材にした素晴らしい映画だった…)です。
カッコいい予告編と結構評価がいいのでバッドジーニアス観てきました。

正直、最近自分も資格の試験を受けてきた身なので、時間が足りない…的な展開には、結構共感しましたよ。

映画もなんて学園物なのかなぁと思っていたら、スタイリッシュなスパイ物に近い雰囲気がなんだか良かった。
それでいて、今の社会の問題点、学歴優先、賄賂等が横行、金のある奴が勝つ社会みたいのも写し出している映画なのかと思いましたよ。

三回見せ場があったカンニングシーンは本当にどれもドキドキしました。
一回目の友達を救いたい為に靴に入れた消しゴムを、二回目のピアノの伴奏の指使いを用いてのカンニングは、なんか知的だなぁと関心。

三回目のリンとバンクが共闘し、時差を使った国を跨いだ壮大なカンニング計画は、スパイ物みたいで素晴らしかったですし、心が繋がったと思ったリンとバンクの別れも切ない感じでgoodでした。
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