天才がカンニングで儲ける話。中国で実際にあった時差を利用したカンニングの事件を元にしている。タイ映画。
主人公のリン役ジョンジャルーンスックジンちゃん。すらっとした長身で、表情がいい。天才感がある。グレース役やパット役の子も美男美女。バンクもイケメン好青年だった。
ストーリーとしては実話を元にしてるからか、ラストはやや複雑な気分になった。
天才たちが失ったものの方が大きすぎるし、リンとバンクを犠牲にして楽をした人間達がほぼ罰を受けないであろう事にイライラした。でもこれが現実なんだろうなと思う。
バンクが悲惨すぎる。
でも最後に彼を悪とか絶望に落としきる前に救える最後の手立てが、リンのあの決断だったのかも。
真面目なシーンだし、監督のナタウット・プーンピリヤ監督とミッションインポッシブルが好きと言っていただけあって、ぽい演出が多い。ちょっとコミカルに見える。やたらスローにしたり、些細な事をクローズアップしてカンニングを成功させていく様は面白かった。