バルバワ

スカイライン-奪還-のバルバワのレビュー・感想・評価

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)
4.5
物語序盤生まれ物凄いスピードで成長する"あの子"が『ザ・レイド』でお馴染み、アクションが異常にキレキレの落武者ことヤヤン・ルヒアンになるのでは?!と、"あの子"が女の子という情報をすっかり抜け落として中盤まで本気で期待して鑑賞致しました!

いやぁ、やっぱフランク・グリロ(主人公の宇宙人的にはお騒がせ刑事マーク役)が出るアクション映画にハズレなし!←当社調べ

あらすじは侵略のエリートな宇宙人vs暴力のエリートな地球人!…的な感じです。

精神年齢が小学生で止まっている私にはたまらない要素の目白押しでした。箇条書きで羅列して行くと…

①"漢気に溢れた登場人物達"…戦闘力も男女も関係なく子どもの為、愛する者のためなら命を張れるし、メソメソしない!そんな全人類が指針とすべきナイスガイズでした!

②"全人類の憧れの台詞"…全人類の必修台詞である「ここは任せて先に行けぇい!!」私はまだ単位を取れていませんが今作ではこれでもかという程のベタなタイミングで聞くことができます。去り際の二人の顔が…血みどろのシーンに爽やかな感動を誘います!

③"繰り出される粋な会話"…この手の映画で耳にする粋な会話が今作でも堪能できます。何故粋かって?彼らが粋だからさ!あとマークの息子トレントの「顎に一発だけだぜ」という台詞が伏線になるとは…!

④"タイマン張ったらマブダチ!"…一昔前の不良映画やアクション映画でよく見られた喧嘩した二人が「お前…やるなっハァハァ(`Δ´*)」「お前こそイテテ( ´∀`*)」的な展開をこの2018年で映画館で観ることが出来るとはっ…!その前の喧嘩も迫力満点!

⑤"なんだか解らんが熱いから良し!な共闘"…宇宙人一体に対して地球防衛軍と言っても過言ではない戦闘力を持った三人が立ち向かう熱すぎる展開!ん?でもなんでコイツも最初から仲間的な雰囲気出してんのと感じざるを得ない落武者が…細けぇこたいいんですよ!!グルッと回るカメラワーク…個人的にアベンジャーズより好きです!

⑥"巨大ロボットバトル"…これが出たら血圧が上がざるを得ません。サポートをする仲間もイイネ!

⑦"最後は打ち上げ!"…物語が終わってからエンドロール前の"あの展開"には思わず生暖かく見守りたくなります!

あとは宇宙船内で暴れまわるマークに本気にイライラしたり「えっ!?」と困惑する宇宙人が笑えたり、基本前作『スカイライン-征服- 』は観なくても全然大丈夫な安心設計(でも観ていたらアイツには胸が熱くなります)であるとか好きな所だらけです!

…とまぁ、感情の赴くままに駄文を殴り書きましたが、物語のテーマは"不当な搾取には暴力で抵抗だ!"ということでしょう!←穿った見方
また作品全体的に台詞が少なくて、鑑賞後前の席で観ていた男性二人が「台詞無ぇぇぇw」と笑いあってました。要は"言葉ではなく拳で語れい!"という裏テーマがあったんだよっ!ナ,ナンダッテー!!( ; ロ)゚ ゚←一人相撲

まあ、雑な所は雑なCGやいくらなんでも不死身なマーク、あとあの結末はまた違う( 所謂『第9地区』的な)差別問題が起きそう…とかはどうでも良いくらい血肉湧き踊る映画でした!
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