SFストーリーとして何か新規性がある内容ではないのだけど、SF的設定を利用したアクション戦闘活劇としてバランス良い映画になっていると思いました。
前作「征服」は、人間が一方的にエイリアンに侵略されるお話で、SFパニック映画（少しホラー）なのに対して、この続編「奪還」はSFアクション映画として完全に差別化されているわけで、邦題タイトル通り、人類の反撃の物語になっているわけですね。
（映画エイリアンの1と2の差別化みたいなものですね）
前作のラストで生き残ったキャラのその後も、本作の途中で出てきます。若干時制に前作と矛盾があるような気もしますが、前作の別の場所で起こっていたストーリー・キャラから本作は始まります。前作を見ていた方がより楽しむことが出来ると思いますが、見てなくてもほぼ問題はないと思います。
この手の映画にありがちな、ご都合的な（人類にとっては）幸運なストーリー展開も満載ですが、そんなことを気にしているよりも、次から次にくりだされるアクションシーンのテンポの良さの方が上回っていると思いました。娯楽映画として楽しめると思います。
前作の出来は微妙だったので、今回はそれほど期待していなかったのですが、なかなか良かったです。SF設定＋アクションのB級娯楽映画が好きな方向け。
あと、エンドロールのNG集は、この映画の内容には合ってないと思いました。一応シリアスストーリーの映画なのだから、裏側を本編に入れるべきではないと思っています。(一応タテマエとしてはそう思いますです)
(2018/10 公開時映画館にて、字幕版)
(2021/3/12 続編の復讐のため配信にて、字幕版)
