Jun55

ザ・シークレットマンのJun55のレビュー・感想・評価

ザ・シークレットマン(2017年製作の映画)
4.0
「The Post」もそうだが、Watergateに関する映画が出てきているのは、今の政治情勢を反映しているのだろう。
大統領によるFBIの中立性侵害という意味では当時と全く同じ状況だ。この映画では当時、ニクソン政権に対してFBIがどのようにその中立性を保ったのか、その”陰の”の主役である当時FBI副長官であったMark Feltをモチーフに描いている。
また、Mark Feltはワシントンポストに機密情報を渡した”Deep Throat”としても有名だ。
米国政治史のおさらいとして、また、昨今の状況と照らしてFBIの独立性の重要性を再認識する上でも観る価値がある映画だと思った。
また主役を演じたLiam NeesonもうまくMark Feltのキャラクターを捉えていて良かった。(裏方を取り仕切る人物)

ただ、Rotten Tomatoesの評価は芳しくない。
Watergate自体がこれまでも何度か映画化されていて、それらの映画との比較からか?
Jun55

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