たまたま偶然この映画の事を知り、テニスプレイヤーの端くれであり、テニスファンとしてはこの2人の物語ならば是非観ておこうと思い行ってきた。
正直ボルグの方は現役時代が自分がまだ小学生の頃なのであまり知らないんだけど、昔の映像とかはよく見てたし、マッケンローは勿論よく知ってる。
ボルグ役の人も、マッケンロー役のシャイア・ラブーフも2人ともよく似てる。上手く役作り出来てるなと感じた。
この映画自体は主にボルグの主眼から描かれているけど、一流プロテニスプレイヤーの孤独感、緊張感等がビシバシ伝わってきた。ボルグって冷静なイメージあったけど、少年時代はマッケンローばりにキレやすかったんだと初めて知った。
試合のシーンもリアルに再現してる。ボルグ、7回もチャンピオンシップポイントのチャンスあったのにそのセットマッケンローに取られちゃったんだね。
でもファイナルセットの死闘の末、前人未到のウィンブルドン5連覇を成し遂げた。本当に凄い人だ。
最後のテロップで流れたけど、次の年には決勝でマッケンローに敗れて26歳の若さで引退しちゃったんだね。カプリアティもそうだけど、テニスってたった一人でやるスポーツ(ダブルスもあるけど)だから燃え尽き症候群とかになりやすいのかな?
自分はこの後のベッカー、エドベリ、レンドル等80年代後半くらいからちゃんと見始めた世代なので、その前の世代のレジェンド2人の物語を見れてとても興味深かった。ウッドラケットも懐かしかった。
…それにしてもシャイア・ラブーフ。2000年代は輝かしいハリウッドのホープとして色々と出てたけど、10年代になってからはちょくちょく逮捕沙汰になってあまり上手いこといってなかったみたいだけど、これを機に復活出来ると良いね。インディ・ジョーンズも息子役で出てたから彼がハリソンの後を継ぐのかなと思ってたけどね。