テニスの王者をかけた二人の天才の実話。
世界の王者、5連覇の掛かるボルグ。
精神的に繊細で重圧がかかる。
対する審判に悪態はつくは対戦相手に
嫌がらせはするはのマッケンロー。
彼も父からのプレッシャーに押し潰され
そうだった。
とにかく、性格は違うが互いに追い詰められる。
見ていて辛くなる。
追うものと追われるものの心情が
丁寧に描かれている。
また死闘を繰り広げた先のシーンが
とても美しく素晴らしい。
たくさんのスポーツマンが世界を舞台に
戦っているのだと思うと、崇高さすら
感じてしまう。
彼らだけしか分かち合えない感情。
そのよき理解者はライバルであり、
永遠の親友なのだろうと、つくづく
その関係性に憧れを感じる。