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30年後の同窓会のAPのレビュー・感想・評価

30年後の同窓会(2017年製作の映画)
3.9
多忙なときこそ映画
~2021年 春の決算ver. ~ ⑥(これが限界…)

久々のリチャード・リンクレイター作品。今回も会話がいいんだろなと思っていたが大正解。ビフォアシリーズほどののめり込みはなかったが、なんかもっと聞いていたいところがある。

今回は戦争を経験した元海兵3人による物語なので、多少の男臭さと悲しさがあり。話の内容が心地良い感じはあまりせず、多分一番盛り上がっていたのは下ネタや(スティーブ・カレルの声裏返るほどの爆笑っぷり大好き)。

というか前半のドク(スティーブ・カレル)が辛すぎる。「この映画ちょっとキツい…?」と思うほどにドクの表情見ていて辛い。序盤サル(ブライアン・クランストン)にピザペチペチされてたときから大変だったのか…。

でもそんなドクに協力する二人が好き。サルに関してはまぁブライアン・クランストンっぷりが最高に出ていてちょっとめちゃくちゃ好き。

レンタカー店の早とちりとはいえ言葉遣いが悪すぎてテロリスト扱いされたり、海兵隊大佐ウィリッツに真正面から口答えする姿勢がもう頭悪くてたまらん。ニューヨークでの携帯電話購入シーンは一番笑った。
グリル屋再開をドクと話し合うシーンも望んでいた展開だったので万歳。

そのサルに一番振り回されたのがミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)。出番一発目から大演説牧師も笑うけど、だんだん言葉遣い悪くなっていくし、神がどーのこーのずっとサルにいじられてはった(暗黒時代の使者と読んでいたのも分かる)。道中めちゃくちゃ帰りたがるのもツボ。

でも一番書きたいのはラストシーン。いかにもこの人の映画らしくて…。ネタバレコメントに書かせてくだせぇ…。
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