Qvoymi

30年後の同窓会のQvoymiのレビュー・感想・評価

30年後の同窓会(2017年製作の映画)
3.0
題材はとても良かったです。
でも”同窓会”なんて言われると懐かしい楽しい再会みたいなのを想像してしまいますが全然そういうことではなく、邦題はちょっと(いや完全に)外れた感ありますね。

元海兵隊のドックは30年ぶりに当時の仲間のサルの元を訪ね、ドックの頼みでもう一人の仲間、リチャードの元を二人で訪ねることに。
そこでドックは一年前に妻をガンで亡くし、反対ながらにも入隊してしまった息子が、戦死したとの連絡を受けたので一緒に遺体を引き取りに行って欲しいとお願いする。
破天荒なサルは快く引き受けるが、牧師になり昔のやんちゃな時代には別れを告げたリチャードは断る。だが妻に叱られ渋々同行することに。

現地で遺体と対面、大佐から息子さんは国の為に死に大統領も哀悼の意を評している的なことを言われるが、その場に居合わせた息子の親友から事実を聞かされ(スーパーに雑貨を運びコーラを買っていたら背後から撃ち殺されたという事実)、軍への不信感を募らせてしまい、軍の手伝いを一切断り自分たちでトラックをレンタルして運ぶことにします。
テロリストに間違われたりといろいろなハプニングを経て結局は列車で、息子の親友ワシントンの付添の元、息子を連れ帰ることに。

3人が集まってからは昔話に花が咲き?当時を振り返る会話が続くんだけど、3人は仲良くいつもつるんでいたが戦場へも赴いていたけど、生活は不真面目でクスリをやったり酒をのみまくったりと好き放題の挙句もう一人の仲間を死なせてしまい、責任を取って(押し付けて?)ドックは2年ほど服役した…という過去らしく、延々とその会話を飲みながら楽しそうにするんだけどちょっと飽きて寝てしまった。。

国の為に戦ったけれど軍と国の矛盾も感じている3人は散々と先の大佐に悪態をつき、軍の墓へは埋葬したくない、制服も着せないと豪語するけど、葬儀でサルとリチャードが軍の制服を着て軍式の弔い方をしているシーンにはグッと来るものがありました。
ブライアン・クランストンがやんちゃなオッサンって感じですごく良かった!
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