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30年後の同窓会のplantseedsのレビュー・感想・評価

30年後の同窓会(2017年製作の映画)
4.1
『30年と長いようで、短い時間』

自分が大好きな、6才のボクが大人になるまでの監督、
リチャード・リンクレイターの最新作。
遅ればせながら、劇場でウォッチしてきました

今回の作品は、今まで継続して、監督が映画の中で描いてきた、
「時間」というテーマにプラス、
戦争や、アメリカという国に対しての問題点など、
非常に社会性も伴っていました。

ベトナム戦争に参加した、元海兵主人公3人。
そして、イラク戦争に参加するスティーブカレル演じるドクの息子。
戦争に参加した彼らですが、国がただ押し付ける、考えに従っていただけ。
悲惨な結果が残り、振り返ると戦争に意味はあったのか?
そんな疑問が根付く。
国を信用するのは間違っていたのだろうか?

やはりというか、どんなに信頼の足る人や情報も、
当たり前のようですが、自分の頭で考え、真実かどうかを見極める必要がある。
より多くの人がこういうことに自覚的であったのなら、
戦争に突入することもなく、悲惨な結果は免れたのかもしれないですね。

自分のフィルターを通した、自分の目で見たもの以外は自分にとっての真実ではない。
当たり前のようだけれども、どれだけの人がこのことに自覚的なのか気になります。
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