このレビューはネタバレを含みます
こんな感じの映画かなぁ〜?と想像して観に行って、想像を上回ってきたりすると、とても嬉しい!!
今回、私にとって上回ってきちゃったやつだった。
戦争が残した沢山の出来事を、戦争シーンを一つも描かず、表現できていることにまず唸ってしまう。
そして、3人のおじさん
ドク、サル、ミューラーのバランスが最高だった。
特に、サル!!映画が進むに連れてわかってくる彼の優しさの形や、ウソがキライなところ、イタズラするところ、
凄く好きだった。
息子を連れて帰る列車で、
海軍の子と、3人がシモネタで盛り上がるシーンで、ドクが声を裏返して笑っちゃうところなんて、もはや演技ではなかった!!その輪の中に、自分もいるかのように笑ってしまった。
戦争が、それぞれの人の心に残したものは、あまりにも大きい。
そして、そのキズとの向き合い方も、それぞれの形がある。
それでも続いていく人生。
どれが、正解なんてないと思った。
そして、3人全てに共感するところがあった。
最後の、
息子の、葬儀のシーンでサルとミューラーが軍の制服を着てるところや、手紙のシーンでは泣いてしまった。
そうそう!
携帯電話を買う所も最高だった!!
音楽の流れる場所や、会話のやりとり
も良かった!!
この監督の、ほかの映画もぜひ観てみようと思った。
もっと文才があれば!!…と、ステキな映画に出会うたびに思います(T ^ T)