常に戦争をしている国って、こうなんだなぁ、と思った。
日本は平和だ。
家族や親友が戦死する。
そうなると、たちまち、その死の意味は、とか、そもそも「その戦争」の意味は、という話になる。
ベトナム戦争での戦死の意味は?
イラク戦争での戦死の意味は?…
この問いを、アメリカ国民は、ずっと問い続けてきたんだろうな、と思う。
そういう意味において、極めてアメリカ的な映画。
身内がなくなっても、通夜や葬式のあいだ、家族はずっとメソメソしているかというと決して、そうではないよね。
思い出話して、笑ったり、ということもある。
ユーモアある会話、下ネタで爆笑、そういうシーンでありながら、常に死の匂いが感じられるやり取り。
そうしたやり取りを重ねながら、おじさん3人組が旅をするロードムービー。
ほとんどのシーンで登場する、この3人の演技が素晴らしい。
あと、ダメでしょ、この邦題。