ベトナム戦争で海兵隊として従軍した戦友が３０年ぶりに再会する話。バーを経営しながら酒浸りの生活を送るサルのもとに、ベトナムで苦楽を共にしたドクが訪れる。ドクはサルにお願いし、もう一人の戦友ミュラーのもとを訪れる。そこでドクは自分の妻を１年前に亡くし、さらに２日前にイラクに従軍していた息子が戦死したことを告白する。
３０年ぶりの再会。昔のくだらない話をし腹を抱えて笑いあう姿を見ていると、若いころバカをやったり、苦労した仲間というものが いかに人生において大切な宝物であるかということが分かる。そしてベトナム、イラクに従軍した彼らは何のために命を懸けたのか？心に傷を負い、帰国してからもその傷は癒えることはない。一度 戦場で受けたトラウマは消えない。戦争はその人の中で一生続く。そう考えると、派兵が「今のところは無い」日本は幸せなんだと思う。今のところは・・・
