るい

大頭脳のるいのレビュー・感想・評価

大頭脳(1968年製作の映画)
3.9
ミニシアターで映画を見ていたら、予告のところでジャン=ポール・ベルモンド傑作選でいくつか作品が紹介されていて気になったので鑑賞。
これは傑作選1よりチョイス。

脳が発達しすぎて首が傾いちゃう天才窃盗犯のブレイン。彼の次のターゲットはNATOの列車で運ばれる軍資金!その頃、タクシー運転手と脱獄囚コンビも同じ列車を狙おうとしており…。さて、この勝負どちらが勝者となるのか。

終始、軽快で華やかでとっても楽しかった。フランス映画普段あまり見ないけど、これはかなり好き。さすがヨーロッパ、セット無くても街並みが素敵✨

さて本編、冒頭の脱獄シーンから脱力😂
チェーンソーにシェラカップつけた自作掘削機が出てきますけど、それじゃぁ地面を掘れないでしょ笑。脱獄後の移動トラックでもアクシデントで後ろのドアが開いて、ベッドのまま外に放り出されるとか漫画みたいな展開。

かと思えば、カーチェイスシーンは絶妙なタイミングで橋を渡り切ったりしてて、緊張感ある。緊張感あるといえば、ほんもののチーターのスザンヌがペットとしてウロウロしてたな。可愛かったけど。
最後の自由の女神にぶらさがってるのもベルモンド本人かな。いやー、ただのコメディではなくてすごく良かった💖

あと、見てて思ったけど、千葉さんとかが作ってる昔のコメディアクションってこれやな。めっちゃ見覚えのある感じだった!
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