ホイットニーヒューストンのドキュメンタリー。
サブタイトルの『本当の自分でいさせて』は彼女の口癖だったらしい。
彼女のパワフルな圧倒的歌唱力に聴き惚れた。
黒人のシンガーは白人と異なる売り方でR&B色が濃すぎるものはダメだとか、
なんだか色々制約があって
ホイットニーは売れる為に白人向けの曲を歌い、魂を売ったとまで言われており
やるせない気持ちになった。
彼女はずーっと本当の自分でいられなくて、もがいていたんだと思う。
だから麻薬に手を出すしかなかったのかな。音楽と麻薬はセットのようなもの。
どうしてみんな同じ道を辿ってしまうのだろう。
エイミーワインハウスを思い出した。
彼女も周囲の人とパートナーに恵まれなくて、悲劇的な死を遂げてしまった。
劇中で天使のようだったと言われていたホイットニー。
彼女の笑顔で歌う姿をを見ていたら涙が溢れた。
孤独な彼女に寄り添う人がいたら
誰かが手を差し伸べてくれていたら
彼女は今も歌えていたのかと思うと切ない。
唯一無二の美しくてパワフルな彼女の
歌声は永遠に語り継がれる。
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2021/№354✧🌛
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