中級クソ映画ハンター

パワー・オブ・ジャスティスの中級クソ映画ハンターのレビュー・感想・評価

1.0
二度目の視聴をさせられたので、追記します。

娯楽の名を借りた拷問器具。
映画という存在に対するアンチテーゼ。
脳機能を損壊させる電子ドラッグ。
この世に生まれたことが消えない罪。
映像作品の極北。
生まれ落ちたことにより、全ての映画の『格』を一つ上げた化け物。
エドウッドを凌駕する才能の煌めきに、製作陣に対する憎悪すら抱きかねない。

アリの観察でもしていた方が遥かに楽しいし、パッケージを5秒眺める方が本編を観るより楽しい。パッケージを眺めて想像の翼を広げたら、そっと棚に戻して忘れ去ってしまった方がいい。

まず、画面が常に手ブレしている。そして暗い。めちゃくちゃ顔面アップが多い。明るい時には明るすぎるなど、目に強い刺激を受けることにより頭痛を覚える。

次に映像とマッチしないBGMだ。常になんらかの不快な音が後ろで鳴っているので、これにより聴覚を揺さぶられて頭痛を覚える。

さらに内容は支離滅裂であり、説明する気など一切ない。群像劇のようだが、誰がどの立ち位置でどの勢力の人間なのかがイマイチ分からない。そして、画面内で何が起きているのかもよく分からない。そのせいで脳が酷使され、頭痛を覚える。

超理解した内容としては、6日後の未来に飛んできた奴が街が荒廃した原因を探ると、少女を巡った闘争があった。
その闘争の中心にいる少女には世界の情報が詰まっていて、少女を守る奴らと少女を利用しようとする奴らがいた。
しかし、実は少女の情報がパワーとなって魔女として動き、全てを支配しようとしていた。
あるヒーロータッグが魔女を倒すも、未来に飛んできていた奴により4日前に殺されていた。

みたいな感じ。これで合っているかもよく分からないが、もう二度と観る気力はない。許してほしい。本当に許してほしい。

視覚、聴覚、そして脳を酷使させられて強い頭痛に悩まされながら視聴したいという真性のマゾヒスト以外、これには手を出さない方がいいだろう。真剣に気をつけて欲しい。