Anteater

エスケイプ・フロム・イラクのAnteaterのレビュー・感想・評価

4.0
トルコ軍特殊部隊は隣接するイラクのISからトルコ人女性ジャーナリストを救出する任務に就く。
彼女を救出しヘリとの合流地点へ向かう途中、ISにより処刑されかけていた現地の女性を助け出し、彼女を預けるために近くの集落へ立ち寄る。
そうこうしているうちにISは彼らのいる山を囲い込み、その村ごと攻撃を仕掛けようとする。
自分たちだけ助かるか、それとも集落の人たちのために命を張るか決断を迫られて…

ずっと見たくて、2回寝落ちして、やっと見終わった。(笑)
多分トルコ語には眠気を増幅させる何かがあるんだと思う。(絶対ないけど…(笑))
トルコ軍に勧誘するための作品なのかな?と感じたけど、実際にあった話らしい。
こんなドラマチックなことがあるとは…
どの国の特殊部隊もそうだけど、それ以外の隊員よりも訓練を積んでいる分余裕や自信があったり、階級や年齢に関わらずジョークを言い合ったりする信頼関係などに毎回惚れてしまう。
どんなにふざけ合っていても一瞬で戦闘モードに切り替えられるギャップにあっさりとやられてしまう。
これだから特殊部隊を題材にした作品はやめられない。
少数精鋭が好きな方は気に入ってもらえるはず。
あと、話の構成もいい。
現在進行しているイラクでの任務のシーンの間に、部隊の新人2人がどのように厳しい訓練を乗り越え今に至るかや、その他の部隊員が抱えているものを描いたシーンが挟まれる。
この構成のおかげか、ラストにはそれぞれの隊員に感情移入ができるようになっている。
(ただし名前は聞き覚えのないものばかりだったので最後まで覚えられなかった…)
この手の作品で久しぶりに泣いた。
一番泣いたのが、「俺を盾にしろ」というセリフ。
(是非探してみて!)
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