幼い弟妹の面倒を見て家事を一身に背負う女子高生ベロニカ。
亡き父に会いたいという思いを抱え、同級生とウィジャ（コックリさん）スペイン版で降霊術をしてみる。
その日を境に亡き父の姿がチラつくものの、自分や弟妹たちに危害を加えたり悪夢ばかり見ることに。
学校の目の見えないシスターに「間違いを正さないと」と言われ、やり方を見直すと・・・。
ウィジャってどこの国にもあるんやね。
そしてこの物語で使われるウィジャはわりとキオスク的なとこでサクッと買えたりして、さすが変態ホラーの宝庫スペインオカルト値高いと思った。
このベロニカが弟妹を守ろうと奮闘するのですが、めちゃくちゃ可愛い。
弟、妹も可愛くて、特に末っ子のくるくる巻き毛の男の子がまだ走ったりできないくらいの歳やけど、メガネかけててめちゃくちゃ可愛い。
ここの家が４人姉弟なんですけど、お父さん亡くなってるし、お母さんは女手一つで子供を育てるために食堂切り盛りしてるから常に家にいなくて、家事を子供達で分担してるの、なんか、なんか、って感じ。
１、２年生くらいの妹に「ご飯の支度しなさい！」って普通に言ったりベロニカ自体もまだ１５歳なのに「あなたは大人にならなきゃダメなの」と親に何度も念押しされてて、弟妹を朝起こして学校や保育園への送り迎えまで一手に担ってて、友達のパーティーとかにも鼻から「兄妹の面倒みるので忙しいでしょ」とか言われて誘われすらしなくてなんか、かわいそう。
しかもそこはそんなに問題視されてなくて・・・。
そして姿を現す、父親・・・ではないなにか、がもろにクリーチャー的な造形でしかもそんなお金かかってなさそうな撮影で頑張って！って感じでした。
なんだか実話らしくって・・・こわい、ってかベロニカを誰も助けてくれないし、力にもなってくれなくて、この家族みたいな弱者に冷たい世の中こわい。
旧
日本語字幕：水野 かおり
