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V.I.P. 修羅の獣たちのsobayuのレビュー・感想・評価

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)
2.0
不愉快。胸くそ悪い。そういう意図で撮られた映画だろうからそういう感想です。男が受ける暴力はボカして遠くから撮ってるくせに、少女をレイプし殺すシーンだけあんなに克明に撮る必要性があるのか。少女は全裸、男のリンチ被害者は下着を身につけたままなのもチグハグだ。女に対する暴力だけをフィーチャーしたいのは何故なのか考えてほしい。

そもそも犯人像も散々どっかで見たようなキャラだし。今時まだ時計じかけのアレックスもどきのような犯人の残虐性を表現するのに、ただ直接的すぎるゴア描写って...フンジョン...新しき世界を撮った人なのに...。

ゴア云々を抜きにしても、話だって飛び抜けて面白いわけでもない気がしたなあ。ドンデン返しのために無理やりパスを回し合ってるけど、ボールが上手く回ってない時があるというか...例えば「北で父親は失脚した」って情報が明かされてるのにまだ情報院は同じ温度で彼を守ろうとしてるのとか。

新しき世界を撮ったパクフンジョンというより、悪魔を見たを描いたパクフンジョンの新作だと思って観に行けばよかった。
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