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V.I.P. 修羅の獣たちのmayuchiのレビュー・感想・評価

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)
3.9
【2019年14作目】

韓国ノワール作品。
キャスト4人がそれぞれ凄く良い演技だった。
この手の作品を作らせたら、本当に韓国は上手いと思う。
何とも言えない空気感は、他国の作品とはまた違う。

個人的にはなかなか面白いと思えたのだが、本国では興業的にみるとさほど良くなかった様だ。
敗因はどこに?

韓国映画は観るが、ドラマは観ない私。
ま、映画を観てもあまり韓国俳優さんの名前などは何故か覚えない笑
(アメリカやイギリスの俳優さん達の名前はしっかり覚えようとするのだけど笑)
なので今回、初の悪役を演じたというイ・ジョンソク君も、少ししたら名前忘れそう。

しかし彼、とても良い演技で、かなりのインパクトがあった!
塩顔イケメンで、色白、笑う時には口角がクッと上がり猫の様。
こういう可愛らしい系の男子が、極悪非道のサイコな殺人鬼を演じるなんて、めちゃくちゃ私好みだ!
これが観れただけで、かなり元を取れた様な気がする。
今後も注目だ。

久しぶりに観たチャン・ドンゴンは、渋さがどっさり入ってオジサマになってもカッコいい。

韓国ノワール作品に免疫がある人は普通に観れるだろうが、OPからいきなりキツい表現があるので、あまり誰しもにオススメ出来る作品ではない。
それをクリア出来れば、その後の4人の男達の異なる色を楽しめる作品だと思う。
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