さっこ

V.I.P. 修羅の獣たちのさっこのレビュー・感想・評価

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)
3.7
これはですね、WOWOWで見た方によると暴力描写にボカシがかかってたらしいんです。
どんな暴力シーンなんだ⁉️🤭興味しんしん。
ブルーレイだとボカシ無いらしいんだけど商品無かったので、DVDで見た感想。



まずは問題のシーンについて。
冒頭、北朝鮮の田舎道を歩く少女を犯人グループが拉致って、痛めつけたり覚せい剤うったりして輪姦する。また少女の家族も皆殺しにして、その死体写真を少女に見せたりもする😨
…と書くと確かに酷いけど、短いシーンだし、直接描写はあまり無いです。

でもやっぱりキツい…😰
大勢の男が少女に酷いことする…それって昔実際に日本で起こった殺人事件を思い出すので…😰

で、それまで隅でニヤニヤしてた主犯のサイコパスがついに少女を細いピアノ線みたいので絞殺するんだけど、そこでボカシがかかりましたよ!
少女の首のところだけ部分的に。
こんな部分的なボカシはAVのギリモザ以来!(キッチリ局部だけ隠すやつな)

※追記、↑読み返したら、なんか不謹慎なこと書いてますね…アホだなー💦



「僕だけがいない街」のサイコパス殺人犯がいい例なんだけどカリスマ性や魅力ある殺人犯って行き過ぎるとなんか不愉快😣
(同理由から自分は「永遠に僕のもの」は未見)

で、まさに本作の犯人はそんな感じで、眉目秀麗、親は要人、頭はキレる、いつも涼しい顔でニコニコしてる。みたいな描写。
で、こーゆー映画の悪のカリスマ的殺人犯てレイプはしないんだな。
それは欺瞞だろ!と、いつも思ってて。
現実の殺人犯てもっと卑劣で矮小な奴らなのに😣
(そんな映画の殺人犯描写にある種の回答を出したのが、顔も頭も悪い「屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ」なわけです)



しかし、持ち上げすぎな殺人犯描写だと思いきや、本作の場合はちゃんと意味がありました❗️(理由がある)
犯人がレイプしないことにも納得。
そして最後に犯人がやられるところは大いにスカッとするし、この犯人描写はとても良かったと思います。
その辺が個人的に見どころだと思います🤔

あと、展開的にも、ええっ!と驚いてしまうところもあり、さすが韓国ノワール、悔しいけどおもしろい😣
さっこ

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