ピンぼけの手ブレのスタイリッシュ映画だと思って見始めたら違っていた。疑ってごめん。
殺人の動機も死にたい動機も結局はわからない。どの事件もそうだけとこういう事件ってやっぱり解明できないと思うんだよね。だから闇という言葉がしっくりくるんだけど、子どもがお金を欲しがるようになってその理由が継父との不仲と実父に会いたいという気持ちだとか、貧しさとかが絡んできて、それでも死にたがるなよと思う。
おまわりがムショにいる犯人に「慣れたか？」って聞くところは悪いけど笑った。終身刑または執行されない死刑くらいの判決を喰らいそうなのにかける言葉が「慣れたか？」。おまわりがいいやつなんだな。このおまわりはしつこく捜査をする。動機じゃなくて理由が知りたいと。私も知りたい。作品を見て分からなかったからなおさら知りたい。
そして、スタイリッシュ映画じゃないのに既視感のある感じだと思ったらエンドロールにクリストファー・ドイルが撮影担当と書いてあった。疑ってよかったんかいな。
