ShinichiAndo

はじめてのおもてなしのShinichiAndoのレビュー・感想・評価

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)
-
ドイツの難民問題を描いた作品というと堅苦しく聞こえるけど、ユーモアたっぷりのエモーショナルなハートフルコメディでした。ある家庭にやってきた “親切でピュアな”同居人(元難民)が、様々な問題を解決していく姿は、まさにパディントン!

難民問題における偏見や差別だけでなく、中年(老年)の危機、ワーカホリック、モラトリアム、父子家庭、ストーカーなど、家族それぞれの悩みや様々な問題を、主人公のピュアな視点を通すことで、いつしかユーモアに昇華し“客観的に気づかせる”ところが素晴らしかったです。

そして、コメディ映画としては、コテコテにロマンチックなラブシーン(恋のすれ違い)が見られるのも楽しかったし、シャマランの「ヴィジット」ばりのキッズたちによる愉快なラップシーン(PVつき!)も超最高なのでオススメです!
ShinichiAndo

ShinichiAndo