夏色ジーン

はじめてのおもてなしの夏色ジーンのレビュー・感想・評価

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)
4.0
感想川柳「今の世は 国も人も 余裕無し」

予告が気になって観てみました。φ(..)


ミュンヘンの閑静な住宅街に暮らすハートマン夫妻。現在は教師を定年退職し、暇を持て余す妻のアンゲリカ、大病院の医長を務める夫のリヒャルトの2人暮らしだ。ある日曜日、子どもたちが顔を見せ、久しぶりに家族全員が集まったディナーの席でアンゲリカが「難民を1人受け入れる」と唐突に宣言。夫や子どもたちが猛反対する中、アンゲリカに押し切られる形でハートマン家にナイジェリアから来た亡命申請中の青年ディアロが住むことになる…というお話。


予告ではかなりコメディ寄りの作品だと思っていましたが、ディアロの事情はかなりシリアス(/o\)まさか『ボコ・ハラム』絡みだとは思いませんでした。

でも家族の悩みもコメディではありつつ、夫婦間、親子間の問題はリアルで深刻でもある。(-。-;)あんなおじいちゃん(仕事一辺倒で現役にすがる)、おばあちゃん(仕事も子育ても一段落して迷走)結構いるだろうな。( ̄▽ ̄;)

そしてメインであろう『難民問題』はドイツだけでなく、日本もたまに話題になりますね。(;´_ゝ`)ただ受け入れればいいってもんでもないですし。

ディアロみたいに天涯孤独な人は少なく、だいたい大家族で難民認定を求めるからまた大変。(-。-;)イスラム圏からだとテロの心配もあるし。というかドイツのテロ対策法めっちゃ厳しくない?(^^;)))

メインキャラ以外にも気になるのは『ストーカー』、『隣人』、『元同僚』、『美容整形外科』、『謎のエージェント』たちの笑いと迷惑っぷりが場を和ませてます。(* ̄∇ ̄)ノ

全体的にはまとまってるし、色々勉強にもなるので見て損は無いと思います。(。-∀-)誰もが自由を求めてるはずなのに『自由』がゆえに迷走するというのは皮肉ですね。(・・;)

気になるセリフ
『盲腸とぺニスどっちが無意味かな?』『ドイツでは宗教は意見と同じで持つも持たないも自由』『ボコ・ハラムの意味は「本は罪」「教育は罪」』

んでまず(^_^)/~~