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はじめてのおもてなしのkazataのレビュー・感想・評価

はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)
3.0
同時代的な"難民問題"をテーマにしつつ、エクストリームな社会・差別・偏見ネタを大量に入れたコメディー(ってのが重要!)映画として作り、しかもそれがドイツ国内で大ヒットを記録した事実こそが素晴らしい!と思います。(日本のメジャー会社じゃやらないでしょ…(ため息))

ただし、作り手側の「独善的で排他的で不寛容な社会ってダメだよね」というメッセージの伝え方があまりに直接的過ぎなところも多々あって、映画的にスマートじゃないのが気になるけれども……

それでも、ここまで分かりやすくしてでも"今伝えなきゃいけないんだ!"という想いは痛いほどわかるので、、、まあいいでしょう(笑)

この"上から目線感"もドイツらしくていいですね(偏見)
だって、上の立場にいる人たちにこそ美徳としての"寛容さ"を備え持っていて欲しいのだから。

(港区の職員さん、南青山の住民の皆様にぜひ本作を見せてあげましょう!)
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