#twcn
キム・ジェウクファンの私が中山美穂への嫉妬に狂って、劇場で見なかった作品。(←本気と書いてマジって感じがヤバいですねw)
とにかくつまらない。
のっけから中山美穂のド下手なナレーションにびっくり。
中山美穂がね・・・演技が・・・下手じゃないですか・・・セリフが棒読みやし。
キム・ジェウク씨を知らない人に説明すると、とにかくイケメン。
フェミニンな雰囲気があるけど、実物は結構男っぽい。(釜山映画祭で一度だけお目にかかったことがある)
喫煙者。チュ・ジフンさんと昔一緒に住んでたくらいめっちゃ仲良し。
そして、日本語がめちゃ上手い。
この映画みたいな変な訛りはまったくないです。
https://www.youtube.com/watch?v=T7Mrgq5ZZw8
『キミの記憶をボクにください〜ピグマリオンの恋〜』のオフショットとかどんな感じで日本語を話さはるかわかりやすいです。
「隣の客はよく書き食う客だ」「生麦生米生卵」くらい言えますw
子供の頃に田町に住んでいたそうで、発音が残っている、と本人はおっしゃってますが、住んでた期間のわりに、在日期間の格段に違うキム・イヌさんとかチェ・ヒソさんレベルで上手い。
「やべえ」とか「わりぃ」とか「100パー(%)」とか言う。
監督は「子猫をお願い」のチョン・ジェウン。
昔は売れっ子作家だった中山美穂だが、いまは新作がなかなか書けず友人に頼まれ、大学の特別講師を引き受ける。
そして停学中で焼き鳥屋でバイトをしているキム・ジェウク씨をひょんなことから愛犬の散歩係として雇うことに。
そしていつの間にやら、要求はエスカレートし、手首が調子悪いの〜とか言いながら、自分の新作のセクシャルな描写の入った小説の口述筆記に任命し、家に住まわせるまでに。
ババア・・・ふざけんなよ・・・。
あっ、なんかその小説の中身を切り取ったシーンが何度か安い感じで描写されるのですが、不埒な旦那役が眞島さんでした。
ジェウク씨はそのお金でパチンコ三昧。
関係ないけど、チャネって珍しい名前ですね。
で、中山美穂はアルツハイマー患ってて、だんだん症状が出てくることに耐えられなくて、情緒不安定になるんですけど、なぜかこの常に上から目線の偉そうな女とジェウク씨がいきなり朝チュンの意味がわかりません・・・くっそババア・・・自分可哀想みたいな演出しやがって・・・。
で、中山美穂はその症状が少しづつ現れ始めて自分の書いてない文章を書いたと言い、書いた文章を書いてないと言い出すが、ジェウク씨は知らぬふりをしてくれてそのまま筆記をしてくれるので、だんだんジェウク씨の文章も入り始め、共作の様相を呈してくる・・・のかと思いきや、そんな気の利いた展開にはならず。
この映画、決定的にダメなのはお互いが好きになる気持ちはおろか、惹かれる描写すら一切ないんですよ。
だからなんで好きなのか、いつから好きなのか、っていうかお互いに好きなのか、がわからないのに、なんか2人くっついて、それで勝手に話が進むんですけど・・・観客全く置いてきぼり。
好きの気持ちが見えない、って恋愛映画において、致命的では?
イコールつまんね!
文化の差、年の差、立場の差、そういうの全部出て来ないので、日本人の成功した年上女性と、韓国人の留学生との恋という、この企画自体、面白いと思って作ってるの?
面白くなるような工夫ってした?
ただ単にキャスティングだけで決めて、雰囲気で作ったようにしか感じられませんでした。
何を思ってその行動をしたのか、わっかんねえんだもん!
ただ中山美穂がジェウク씨ファンに恨まれる、という構図の映画ですw
最初の方に、本が好きなジェウク씨に中山美穂が、書斎を自慢するんですけど「横は年代別で縦は作家別に整理している」と仰っていましたが、元書店員の私にはちょっとその本棚の作り、意味わかりません。
まあ自宅の本棚の作りなんて人それぞれでいいと思うんですけど、それ、どうやって並べるの?
どうやって探すの?
ジェウク氏に本の背表紙の色別に整理してくれ、と頼むんですけど、本の背表紙、特に文芸書ってほとんど白じゃないですか?しかも日に焼けるし。あと、文庫シリーズだと同じ会社の文庫が並ぶだけだしwますます意味がわかりません。
ちなみに私は職業病がたたり、家の本棚は文芸、実用、雑誌、コミックとジャンルに分け、その中で出版社別にし、次に作家順です。版形の大きい雑誌や実用書はスポーツ、音楽、映画とそれもジャンルに分けています。ものすごく見つけやすいです。
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