わかまつ

恋のしずくのわかまつのレビュー・感想・評価

恋のしずく(2018年製作の映画)
3.0
「「今度のゲームは日本酒づくりだ」」

Filmarks試写にて。
川栄李奈初主演、大杉漣さん遺作。
そして仮面ライダーレーザーこと小野塚勇人が主要キャスト出演として楽しみにしていた本作。

ワインソムリエを目指すリケジョの詩織はあみだくじによって実習先を広島県西条の日本酒酒蔵に決められてしまう。
日本酒が大の苦手の詩織だったが西条の人たちとの触れ合いの中で次第に興味を持ちはじめるのであった。

僕自身日本酒が得意ではないので
料理によって合うお酒が変わったり、温度によって味が変わっていく、など日本酒の楽しみ方や製法を主人公と一緒に体感できる感覚は楽しかったです。

特撮ファンの僕は小野塚くんの広島弁が聞けただけでも満足!ばりかっこいい!





なんですが、
僕は、レンタルでも十分な作品かなとも思ってしまいました。

演技の上手い下手は個人差を感じました。が、終盤には気にせず鑑賞出来たため役者さん自体に問題はないと思います。

問題は脚本。
若者描写があまりにも雑でした。

口説かれてる最中バーの化粧室で「テレビ電話」をする女子、いくら田舎でも身なりのしっかりした大学生は「地べたに座らない」、映画全体ともエンディングとも「被らない」和楽器バンドの主題歌

いかにも「最近の若者はこういうの好きなんでしょ」というおじさんの匂いがして映画に入り込めません。『3D彼女』には出てこなかったぞ!そんな若者!!

日本酒映画と恋愛映画、またはリケジョ映画
それぞれのジャンルとしての特性が、お互いを引き立たせるよりかはむしろ邪魔してしまっていました。

もし仮に
これが主演夏川結衣、酒造の主阿部寛だったら世界感含めちょうど良いです。
東京から来た夏川さんが『海よりもまだ深く』ばりにダメせがれをやってる阿部さんに恋する話でもういっかい作りませんか。
二人の盃シーンをみたい。

東広島市西条の観光ムービー、日本酒のハウツー映画、そして大杉漣遺作 としては見る価値はあると思います。